『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』小澤竹俊著
子どもの成長は早いものですが、同時に私も年齢を重ねているわけで、
これからの生き方について考える機会が増えてきました。
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私は母が亡くなってすぐに、将来やろうと決めたことがあります。
母が亡くなるまでの3か月間は、緩和ケアでお世話になりました。
先生や看護師さんから、私たち家族を見守り手厚くケアしてくださったお陰で、何の後悔もなく母を看取ることができたことに心から感謝しました。
子どもが巣立ったら必ずボランティアメンバーになって、この緩和ケアに戻ろうと決めたことは今でも私の支えになっています。
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母が亡くなり、10年以上が経ちました。『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』を読んで、「もっと母親の人生に寄り添ってあげればよかったな・・。でも、あの頃の私じゃ子ども過ぎて無理だわ・・(笑)」って納得してみたり、人の世話になることが苦手な母でしたので、老いた母を私が世話をするというような、親子逆転になるのは避けたかっただろうなぁと思ってみたり・・。
色々考えさせられる、本当にいい本でした。
私が31歳になって母子の別れが来たのは、本当にいいタイミングで、「あんたがおったけん良かった」と言ってくれた病室の入り口の風景は、たぶん、一生忘れないだろうな・・。
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購入のきっかけ:新聞で著書の記事を読んだこと
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